ハツカネズミ

- 非常に用心深い。
- 警戒心が強く、俊敏で活動範囲が広い。
- 小型の特徴を活かし、10mmぐらいの隙間でも潜り込むことができる。
- 優れた遊泳能力。
- 繁殖力も旺盛。
- 少量の食料でも生活。
- 殺鼠剤に強い。
- 体長
- 6〜9 cm
- 体重
- 10〜20g
- 毛色
- 褐色・黒色
- 分布
- 全国
- 生息環境
- 屋内・屋外
- 行動
- 潜行的[物置・納屋・他の種が入りにくい場所]
- 寿命
- 約1〜1.5年
- 繁殖可能期間
- 生後約35日
- 妊娠期間
- 約20日
- 年間分娩回数
- 6〜10回
- 1回の産子数
- 平均約9匹
ネズミが与える被害は「衛生的被害」、「都市機能の阻害」、「経済的被害」の3つに分けることができます。
ネズミは人間の健康を害する様々な病原菌を媒介しており、食中毒・感染症・皮膚炎等を引き起こす可能性があります。また、ネズミの糞尿や毛が食品に混入することで、食中毒の原因にもなります。特に、飲食店や食品工場などでは、衛生管理の観点から深刻な問題です。
ネズミは鋭い歯を持ち、電気配線・木材・プラスチックなど様々な素材をかじります。 そのため、電気機器等の破損・電気系統の事故や火災・水漏れといった重大なトラブルが発生する可能性があります。
ネズミは経済的にも大きな損失をもたらします。食品や商品がかじられて廃棄処分を余儀なくされたり、設備の修繕費が発生する場合があります。また、店舗や施設等でネズミが目撃された場合、顧客の信頼を失い、売上に悪影響を与えることがあります。
ネズミは非常に小さな隙間からでも建物内に侵入してしまいます。建物の様々な箇所が侵入経路となる可能性があり、早期発見と対策が重要です。
ネズミが建物に侵入した形跡は、「ラットサイン」から確認できます。 ラットサインとは、ネズミの活動を示す痕跡やサインのことを指し、体の汚れやフン・尿等で、ネズミが通った場所が黒く汚れているのが目印となります。
ネズミの対策をするためには、ネズミたちのことをよく知らないと効果的な対策ができません。
日本の家屋で見られる代表的なネズミはハツカネズミ、クマネズミ、ドブネズミの3種類です。